不動の1位です。『坊ちゃん』は、読む人によってかなり印象の変わる本だと思っています。ある人は元気の出る本だと言い、ある人は悲しくてやり切れないという方もいます。わたしは切なくて優しい気持ちになる本だと思っています。坊ちゃんの清に対する優しさが、両親…
『からゆきさん』森崎和江著 初めに書かれたのは、1976年だそうです。私は、2016年に発刊された文庫版を読みました。内…
『菜食主義者』ハン・ガン きむふな訳 CUON2016年マン・ブッカー国際賞受賞マン・ブッカー賞を受賞している作…
『掃除婦のための手引書』ルシア・ベルリン著 岸本佐知子訳 講談社はじめて、ルシアに出会ったのは、『早稲田文学 増刊 女性…
『イスラーム精肉店』ソン・ホンギ著 橋本智保訳 新泉社韓国でロングセラー。英語版とトルコ語版も翻訳出版された話題作…
『海をあげる』 上間陽子著 筑摩書房上間さんのインタビューがありました。想像していたよりも、とても可愛らしい方でした。少…
『たまごのはなし』 しおたにまみこ ブロンズ新社MOE絵本屋さん大賞 第2位TUTAYAえほん大賞 第2位ブラチスラバ世…
『少年が来る』 ハン・ガン著 井手俊作訳 クオン新しい韓国の文学15光州事件から約三十五年。あのとき、生を閉じた…
『死んでいない者』滝口悠生 文春文庫第154回芥川賞受賞作。ある秋の日、大往生を遂げた男の通夜に親戚たちが集まっ…
『砂漠が街に入りこんだ日』 グカ・ハン著 原正人訳 リトルモアフランス各誌が驚愕!「大事件」とまで評された、鮮烈なデビュ…
『女のいない男たち』 村上春樹映画の影響で、今さらながら読んだ。あの監督は天才だな。短編ではあるものの、…